脊椎の骨と骨の間は靭帯で補強されています。椎体の背中側で脊髄の前方には後縦靭帯が存在します。頚椎で後縦靭帯が分厚くなって骨のように硬くなってしまい神経(主に脊髄)が圧迫された状態を頚椎後縦靭帯骨化症と呼びます。
厚生省の特定疾患に指定され研究が行われており、遺伝的背景が強く関係していると考えられています。
- 手足のしびれ
- 手足にしびれ感や感覚の異常が生じることがあります。
- 巧緻運動障害
- 手指の細かい運動がぎこちなくなり、しづらくなることがあります。ボタンのはめ外し、お箸の使用、字を書くことなどが不器用になる等の症状です。
- 上肢の筋力低下
- 肩が上がらなくなったり、肘が曲げにくくなったりすることがあります。
- 歩行障害
- 脚がもつれるような感じ、足がつっぱってつまづきやすい、階段の上り下りが困難となり手すりを持つようになる等の症状が出ることがあります。
痙性跛行とも呼ばれます。